第76章 今後の予定
こんのすけ「それが……」
こんのすけは目を伏せながらゆっくりと話し出したが、なかなかその先の言葉が出てこない様子だった
『…こんのすけ?』
私はこんのすけの様子に疑問を抱き、つい訪ねてしまった
するとこんのすけはわんわんと泣き出してしまった
こんのすけ「うぅ…主様…すみません…!」
『え?なんで謝るの?』
こんのすけ「それが…、前任は政府に引き取られて刀剣達も正気を取り戻したのですが…主が居ないことに皆気を病んでしまって…」
『…まぁ、確かにいきなり正気になって審神者がいないってなるとさすがに困惑はするだろうけど…何も私がいないだけでそんなに気に病むわけ…』
こんのすけ「主様は能天気過ぎます…!刀剣達が病みだしたらとても大変なんですよ!?」
『え?そうなの?』
小烏丸「ふむ…確かに病みが進行すると大変な事になるな…」
『…え…、どうなっちゃうの?』
するとこんのすけはひとつため息をしながら話し出した
こんのすけ「病みが進行した場合、刀剣達は闇落ちと言うものに至ります。それになった場合、最悪の場合刀解の可能性もあります…」
『え…刀解って…まさか…』
こんのすけ「そのまさかです。闇落ちしてしまった刀剣を救うことは困難に近いです。それに、闇落ちをした刀剣を野放しにしておくことも不可能です…なので、政府の手によって刀解せざる負えなくなります」
『そんな……そんなの絶対ダメだよ…!』
刀解なんて、絶対にさせたくない…
少しの時間だけど、私の刀には変わりないもの…!
このピンチをどう乗り越えれば…
私は真っ白になった頭で一生懸命考えた