第76章 今後の予定
『ちょっ、待っ…!』
息苦しさに、小烏丸の胸板を押せば唇がパッと離れた
小烏丸「すまないな。可愛くてつい」
そう言って微笑みながら小烏丸は私の髪を優しく撫でてくれる
その感触に酷く落ち着いた
『小烏丸…』
小烏丸「父が子らに内緒でこんなことしてはいけないな」
『そんなこと…んっ』
再び優しく抱きしめられながらキスを落とされる
小烏丸の優しいキスに私は抵抗できなかった
するとそんな中、ボンっという効果音と共にこんのすけが現れた
こんのすけ「主様!遅くなり申し訳ありませんでした…って、あれ?」
『!?!?っ……!こ、こんのすけ!?』
小烏丸にキスされている最中に来たこんのすけ
み、見られてしまった…こんのすけに!!!
やだ、すごい恥ずかしい…!!
穴があったら入りたい!!!
そう思いながら小烏丸から離れ顔を手で隠した
小烏丸「恥ずかしがる主も可愛いぞ」
『そ、そんなこと言ってる場合じゃないでしょ…!』
私が小烏丸を睨み付けていれば、小烏丸は動じず微笑んだ
なんなんだ、あの余裕は…!
そう思い私は更に顔を歪めた
それを見ていたこんのすけは苦笑いをしながらあわあわと話し出した
こんのすけ「主様?本丸の事でお話があるんですが、宜しいですか?」
『あ、うん!もちろん!それで?本丸どうなったの?』
私は興味と心配が織り交ざった気持ちでこんのすけに尋ねた