第76章 今後の予定
そんなこんな、楽しい時間を過ごして嫌な気分はどこかへ行ってしまった
甘味を食べてから私たちは昨晩泊まった宿へ再び訪れた
『はぁ、またここで寝泊まりするのか…早く本丸に帰りたいなぁ…』
篭手切「大丈夫ですよ、きっとすぐに帰れます」
そう言って微笑んでくれる篭手切くん
その笑顔にすごく癒された
昨晩は皆部屋がバラバラだったが、今度は同じ部屋に皆で泊まることにした
みんな一緒の方が心強いしね。
部屋に来れば、とりあえず布団を人数分敷くことから始まった
『よし、とりあえず自分の布団は自分で敷いて』
蛍丸「はーい」
そう返事をすると、蛍丸は私の隣に布団を敷いた
大和守「ちょ、なんで主の隣なの!?」
蛍丸「だって俺の主だから」
加州「いや、待って!俺の主ってどうゆう事!?主は渡さないから!」
蛍丸「主のこと裏切ったくせに」
その言葉に皆顔を引き攣らせた
だろうね。
だって私の傍に居てくれたのは蛍丸だけだったし
なんて考えていれば、納得いかないのか再び加州達が口を開いた
加州「あれは俺らが悪いわけじゃないでしょ…!」
大和守「そうだよ!元はと言えば前任のせいだし、僕達何悪くないから!」
今にも大喧嘩になりそうな険悪ムードを壊すかのように日向くんが口を開いた
日向「まぁまぁ、皆梅干しでも食べて仲直りしようよ」
大和守「梅干しなんかいらないから!…ってゆうか誰!?」
『あ、言ってなかったね?この子は新しく仲間入りした日向正宗くん。大事な仲間だから仲良くしてね?』
加州「……主、どれだけ刀増やすつもり?」
『いや、私だって好きで増やしてるわけじゃないからね!?気付いたら勝手に…』
日向「何言ってるの?一緒に寝た仲なのに」
刀剣達「……一緒に寝た!?」
『…いや、待って?まぁ寝たのは寝たかもしれないけど健全な方だからね!?』
日向くんめぇぇぇえ、余計なこと言いよって…!!
やっぱりうちに来る刀剣達は油断ならない!