第76章 今後の予定
あれから私たちは甘味屋に来た
皆で席に付けば、謙信くんが嬉しそうにメニューを見ているのが目に入った
謙信「あつきがつくってくれるかんみがたくさんおいてあるぞ!」
小豆「うん、そうだね。わたしたちもあの本丸にきてまもないからちゃんとしたかんみは作ってなかったけど、またみんなで本丸にもどったときは作ろう」
小烏丸「ほう、それは一つ楽しみが増えたな」
そんな会話に私はほっこりとした
悩んでいるのは私だけだったみたい…
皆はまたあの本丸に帰る希望を持っているのに、私ってばダメだなぁ…
そんなことを考えていれば、すぐ隣に座っていた安定と清光に声をかけられた
加州「主、どれにする?疲れた時は甘いものがいいと思うし、あんみつなんてどう?」
『あんみつかぁ、確かに美味しそう!なに食べるか迷ってたし、それにしよかな』
大和守「じゃあ僕達もそれにしよう」
加州「うん、そうしよっか」
ー 数分後 ー
注文をしてから数分後、皆自分の頼んだ甘味が手元へと届いた
『わあ、美味しそう…結構ボリューミー…』
加州「今日くらいは何もかも忘れても好きなだけ食べて」
大和守「そうそう、くれぐれも太るなんて考えないでよね」
『ちょ、今それ考えてたのに!……でも、今日くらいは、いいよね?』
たまには自分を甘やかさなきゃと思い、私は目の前のあんみつを一口食べた
『んー、美味しい〜…!』
髭切「幸せそうで何よりだね」
膝丸「あぁ、そうだな」
食べることってこんなに幸せだったんだ〜…やっぱり嫌なことあった時はヤケ食いしないとだよ!
なんか甘いもの食べて少し元気出たかも。
そう思いながらあんみつを食べていれば、清光と安定がじっとこちらを見てきた