第76章 今後の予定
加州と大和守は外の騒がしさに部屋から出た
そして庭へとやってくると刀剣達がぶつかり合っている光景があった
加州「え、何これ…」
大和守「…てゆうか、あの刀何者?」
この本丸の刀と、見た事の無い刀剣達が戦っている姿に二振りは状況を掴みきれずぼーっと立ち尽くしてしまった
ー 一方その頃 ー
『本当に大丈夫かな…』
小烏丸「主の提案だぞ?」
『いや、それはそうなんだけど…』
私たちは、あれから宿を後にして本丸へと向かっていた
やっぱり刀剣達が心配だし、刀剣達に何かあったら耐えきれないし、そうなる前に手を打たないと!
でも怖いなぁ…勝てる気全くしないけど、皆がいてくれるからちょっと心強い
そんな話をしていれば、あっという間に本丸前に到着した
『……ん?なんか騒がしくない?』
大般若「確かに。中で何か合戦が起きてるみたいだね」
大包平「けど、合戦が起こるようなことはないだろ。皆前任に魂ごと操られてるんだからな」
蛍丸「でも、刀がぶつかる音もするよ?」
髭切「主、ここからちょっと中が見えるよ」
髭切の近くに引っ張られれば、その立ち位置から中が見えた
中を見ると見たこともない人物が本丸の刀達と戦っていたのだ
『…あれって、誰だろう…』
膝丸「見たことないな…」
日向「もしかしたら新しい刀剣かもね」
『え?まじ?』
まぁ、確かに見たことはないけど…新しい刀剣男士がなんで本丸の皆と戦ってるわけ?
ちょっと理解できない…新しい刀剣だとしたら、私の存在なんて知らないし…本丸を守るわけもないし…
そんなことを余所に、どんどんと激しくなる戦闘
その激闘の最中、何故か本丸から加州と大和守が小走りで外へと出てきた