第75章 巡り合わせ

『んーーー！！んんんーー！！！』


？「少し静かにしろ…！！」


ん？なんかこの声…聞いたことあるような……
って、そんな場合じゃない！！！
どうにか逃げないとっ…て、いや現実的に考えて無理すぎるよね…！？


そうこう考えている内に私は一つの部屋に連れてこられた
そしてそっと地に降ろされた


『っ、はぁ……はぁ…って……え？』


畳に降ろされ、乱れた息を整えた
そしてその部屋を見渡せば見慣れた顔が並んでいた


全員「……………え？？？」


『………………え？？？』


いや待って、何この状況
そして何この空気

部屋にいたのは私の本丸に居たであろう刀剣達の姿があった
その光景に私はびっくりを隠せなかった
それと同時に何故か刀剣達もキョトンとしびっくりしている様子だった


いや、なんでお前らがびっくりしてるんだよ…！
こっちの方がびっくりだわ！！
てか自分たちで私を連れてきておいて何故驚く？

そんな疑問を抱きながら、沈黙が続いた
その沈黙を破るように私は口を開いた


『………えっと…なんで……ここに？』


その言葉に皆は黙って顔を見合わせた

いや、ちょっと意味がわからない！！！
なんでここに居るのかも謎すぎる！！！

はっ…まさか、前任の刺客？
私を見つけ出して抹殺しろってこと？
え、待って怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い！
早く部屋に戻らないと…！！！


そう思い後ろを向き歩きだそうとすれば、誰かに後からぎゅっと抱きつかれた