第75章 巡り合わせ
日向「まぁ、何はともあれ…無事主に会えて良かったよ」
そう言って微笑んでくれる日向くんは天使の様だった
私を守ってくれた愛刀と言っても過言ではないくらい大事な刀だなぁ…なんて思いながら日向くんを見ていれば、日向くんは再び布団にごろりと寝転んだ
日向「まだ夜も深いし、もうひと眠りしとこう?」
『うん!そうだね!っと、その前にちょっとトイレ行ってくるね?先に寝てていいから!』
日向「うん、分かった。暗いから気を付けて行ってきてね」
『ありがとう!行ってくるね〜』
日向くんにそう告げて、私は部屋を後にしてトイレへと向かった
『やっぱり廊下暗いな〜…』
まだ本丸の方が廊下明るかったし、やっぱり暗いのって怖さを感じてしまう
まぁお化け屋敷とかもそうだよね〜…あ、今度本丸のみんなとお化け屋敷とかいいかも!
『………って、私は何考えてるんだ…』
アイツらは私を裏切ってあんなクズ審神者の元に着いたんだよ…!!!こんな憎らしいことがあるか…!!
でも自分たちの意志じゃないから仕方ないけど…やっぱり傷付くなぁ…
『はぁ…』
色々なことを考えていれば、あっという間にトイレに到着した
早く用を済ませて部屋に戻ろう…!
そんななまえの姿を見ていた者がいたことに、本人は気づいていなかった