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【刀剣乱舞】懐 か れ た い【R18】

第72章 今日から始動





…………で?
この状況すごく気まずいんだけど……!?

堀川が居なくなってからと言うもの、残された私達は正座したままお互いに向き合っている

和泉守を見れば口を閉じたまま目を伏せている

私に何か話があるんじゃないの!?
そう思いながら私は和泉守が話し出すのを待った

すると数分後、和泉守が重い口を開いた


和泉守「主……」


『!なに……?』


和泉守「いや、その……この前のことだけどよ……」


『うん……』


和泉守「なんつーか……俺酔ってたみたいであんまり覚えてなかったんだけどよ…その……」


やっぱり覚えてないんかい!
まぁ、私もそのくらいでキレたりして女々しかったかな
って、私一応女の子だけど……!!!
今回のところは許してあげるかね…


『もういいよ』


和泉守「あ…?」


『気にしてないから。だからいつもみたいに接してほしい…今のままだとお互いに気まずいし』


和泉守「いいのか?」


『いいって!だから気にしないで?』


その言葉に和泉守は一つため息を吐いた

……なんなんコイツ
許しつあげたのにそのため息は何!?
そう思いながら険しい顔で和泉守を見て居れば、いきなり和泉守に抱きしめられた


『……へ?』


和泉守「悪かった…」


そう耳元で呟く和泉守を私はぎゅっと抱き締め返した


『私もごめんね…?』


和泉守「あんたが謝ってどうすんだよ……。酔ってたのは悪いと思ったけどよ、俺は主の事が大事だからな。それだけは嘘じゃねぇ」


『……ありがとう、和泉守』


この本丸の子達は、何だかんだ私を主として大切にしてくれている
それは、言葉にしなくても伝わってくる
私はこの本丸を任されてすごく幸せだと心から思っている


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