第70章 新しい刀たち
包丁「ちょっ…何するんだよー!」
包丁の声にハッとしてそちらを向けば、毛利に抱きつかれている包丁の姿があった
『……えっ!?』
これはどうゆう状況?
え、待って…私じゃないの!?
毛利「はぁ〜…小さい子、いいですねぇ」
そう言って包丁に抱きつきながら包丁の頭を撫でている毛利
私は未だにこの状況を理解出来ていない
包丁「小さいって言うなー!」
毛利「あ、こっちにも小さい子!」
毛利は包丁を愛でた後、薬研と後藤を見ればそちらに近寄っていった
そして毛利は薬研にぎゅっと抱きついた
毛利「小さい子発見!」
薬研「……………………」
毛利「この本丸は小さい子が沢山居るので、毎日幸せな日々が送れそうです!」
後藤「その小さい子って、俺も入ってるのか?」
毛利「もちろんですよ?だって小さいですから!」
後藤「………………大将、コイツ捻り潰していいか」
『後藤落ち着けぇぇぇぇえ!ほら、藤四郎だから一応弟だよ!それに後藤は小さくないよ、お兄ちゃんだから大丈夫!』
そんな私の言葉に後藤は私にぎゅっと抱きついてきた
やっぱり小さいこと気にする年頃なんだなぁ…なんて思いながら後藤をよしよししていれば、毛利は薬研に抱きついたまま薬研に絡んでいた
薬研はまさか怒ったりしないよね、ニキだもんね…!
毛利「僕小さい子大好きなんですよぉ」
薬研「俺は小さくないだろう」
毛利「え?小さい子、ですよ?」
薬研「…………………………」
薬研は無表情のまま毛利の頭をグッと掴んだ
毛利「わっ、痛いです……!」
……いやいやいやいやいや!!!!
薬研落ち着けぇぇぇぇえ!!!!
お前も小さいこと気にしてたんかい!!!!