第68章 たまには酔い潰れるまで
そんなほたるんとのやり取りをしていれば、庭に皆集まってきた
愛染「おっ!花火じゃん!」
歌仙「花火だなんて、雅だね」
明石「たまにはこうゆうのもええですわな」
『あ、皆やっと来た!早く花火やろ!』
私は集まってきた皆を手招きで呼ぶ
すると、すぐさま集まってくる素直な刀剣達
やっぱりなんだかんだ言って自分の刀剣は可愛いなぁなんて思っていれば薬研がどこからか、ろうそくを持ってきた
薬研「直に火をつけると危ないから、ろうそくに火をつけようぜ?」
『お、薬研ナイスアイデア!これなら短刀ちゃん達も火傷しなくて済むね!』
数珠丸「では、私が火を灯しましょう」
ろうそくを数本立てれば、そこに数珠丸が火を灯してくれた
そして暗かった庭が少しだけ火の灯りで明るくなった
『よーし、これで花火やれるね!』
すると、花火を持った獅子王が近くによってきた
獅子王「主!一緒にやろうぜ!」
『うん!もちろん!』
御手杵「なら、俺も主とやるかな」
物吉「あ、僕も一緒にやりたいです!」
『よし!みんなでやろ!じゃあ火をつけてっと……』
私は花火を手に持てば、ろうそくの火を花火に付けた
すると、勢いよく花火が吹き出した
太鼓鐘「おぉっ、綺麗だなあ!」
物吉「綺麗ですねー…あ、僕達も火をつけましょう!」
私の花火を見て、同じように火をつければ皆花火を始めた
今剣「岩融!みてください、きれいでしょー!」
岩融「おお!綺麗だな!」
薬研「ほら、花火綺麗だろ」
秋田「ちょっと薬研兄さん…!こっちに向けないでくださいよ…!」
包丁「秋田もちゃんと花火見てよ…!こっちに向きそうで怖いから!」
平野「あ、もう終わってしまいました…」
前田「綺麗なものって儚いですね……」
小夜「……こっちにも、まだあるよ」