第67章 スイカ割り
千子「では、行きマスよ」
千子は目隠しをしたまま棒を構えれば、誰も指示をしていないにも関わらずピッタリスイカの前に来れば棒を振りかざした
すると、スイカは綺麗に真っ二つに割れた
『え、すごくね…』
山姥切「刀だからな」
千子は目隠しを取れば、満足げにスイカを見た
千子「huhuhuhu……割れましたよ、主」
『すごいよ千子!これでスイカ食べれる!』
浦島「あるじさん!俺だってスイカくらい割るから!」
何を張り合ってるのかこの子は…
そう思いながらも浦島の頭をポンポンと撫でて宥める
歌仙「スイカも割れたことだし、皆でスイカ食べようか」
『うん!食べたい!待ち遠しかったよ…スイカ』
蜂須賀「そんなに食べたかったのかい?」
『もちろん!本当は昨日食べるはずだったのに我慢したんだから!』
歌仙「たくさんあるから好きなだけ食べるといいよ」
そう言って歌仙は割れたスイカをもう少し小さく切り落とせば私に渡してくれる
『ありがとう歌仙!程よく熟してあって甘そう…』
……って、スイカ食べてる場合じゃなかった…!
清光と安定と三日月が待ってる…よね
スイカ食べながら行けばいいよね、うん
『あ、ちょっと私他のチームも見て回ってくるから、皆スイカ食べてて?』
浦島「えー、一緒に食べたかったのに!」
『ごめんね、また来るからね?』
そう言って、私は清光達のところへと向かった
歌仙「主は人気者だからね…」
山姥切「……はぁ……」
同田貫「なんだ?寂しいか?」
山姥切「!別にっ……」
なまえがいない事に内心寂しがる山姥切だった