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【刀剣乱舞】懐 か れ た い【R18】

第66章 青い海、白い砂浜





大典太「俺達が海に来ているなんて…不思議だな」


『ん?』


大典太「ずっと蔵にいたのに、今ではずっと蔵の外に居られて…こうして外の光も浴びられる」


ソハヤ「そうだな!俺らはホコリっぽい空気しか吸ってこなかったしよ」


そう話す二人の目はネガティブなものではなく、どことなく嬉しそうな目をしていた


『だよね…もうきっと、ホコリっぽい空気を吸うこともないよ。いや、吸わせないからね!』


大典太「あんたらしいな」


ソハヤ「ははっ、だな」


そう言いながら二人は私の頭をそっと撫でてくれる
いつもはあんまり話さないけど、たまにはこうして一緒にまったりする時間があってもいいなぁ…そう思いながら二人を交互に見れば、遠くの方から光忠の声が聞こえてきた


燭台切「皆!そろそろスイカ割りするから集まって!」


『あ、スイカ割りだって!大典太もソハヤも行こ?』


二人を誘いながら立ち上がれば、私は二人の手を握り光忠が待つ方へと歩き出す


ソハヤ「分かったから、んな引っ張るなって」


『だって引っ張っていかないと二人共着いてこなさそうだもん』


大典太「あんたになら着いていく。だから安心してくれ」


…………キュン

あんたになら着いていく……だと?
くっそ…嬉しいこと言ってくれるじゃないか……!
もうほんとにうちの刀剣ってばいい子…!!


『ありがとう!嬉しいからスイカたくさん食べよっと!』


ソハヤ「腹壊すなよ?」


『大丈夫だって!そんなヤワじゃないんだからね!』


そんな他愛のない話をしながら、私達はスイカ割りゾーンへ足を踏み入れたのだった


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