第7章 素敵な片想い(黄色さんメイン)
亮side
大地震並みに………
俺の気持ちを
崩壊寸前まで揺さぶっておきながら
俺に背中を向け可笑しそうに
笑ってるあきを見ていると
無性に腹が立つ!!!
俺の純粋無垢な心を
弄んだ罰や………………(ニヤリ)
俺に背中を向けたままのあきに
「あき……こっち向いて………?」
そう声をかけ
あきが俺の方を向いた瞬間
タイミングを逃さず
あきの膝に頭を乗せる(笑)
「ひゃ…っ…と…え……あ…亮ちゃん…?」
なんて慌てまくるあきの顔を
膝の上から見つめながら
「お腹一杯になったからちょっと休憩…」
そう言って目を閉じると
"もう……(笑)"
なんて文句を言いながらあきは
俺の髪に優しく触れる…………
柔らかく俺を包みこむあきの匂いと
満腹感が眠気を誘って
不本意にもうとうとし始めた俺は
夢と現実の狭間で
「好きだよ……亮ちゃん……?」
そんな………
少し悲しそうなあきの声が
聞こえた気がした…………