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∞な短編集

第7章 素敵な片想い(黄色さんメイン)


亮side

焼きそばを食い終わり

ソファーに座りくつろいでたら


洗面所から帰ってきたあきは

明らかに不機嫌な顔をして

俺のとなりに勢いよく腰を下ろす…



「どうした………?

何ムッくれた顔してんの(笑)?」



なんて…


可愛く膨れた丸いほっぺたを

ぷにぷにと押しながら聞くと…



あきは……


ほっぺたに触れていた俺の指を

ぎゅっと握りしめ


まっすぐに俺の目を見つめてくる……(汗)



「何………してんの…………?」



そんないつもと違う

あきの態度に


そう途切れ途切れに言葉を吐き出すと…



「もう少しだけ………


黙ってこのまま…………。」



なんてあきは


少し潤んだ目で俺を見つめながら

ゆっくりと俺に顔を近付ける……




あきの体温………


あきの息づかい…



すべてがいつもより近くて

心臓がばくばくと大音量で暴れだす…(汗)




あきの手が太腿に触れて………

足にあきの重みを感じる………



鼻が触れあう距離に

あきの顔が近付いて



あきの甘い香りに

くらくらと目眩さえ感じる………



あかん……………



キスしたい……………………





そう思わされ

頬に手を伸ばしかけた瞬間




あきはすっと俺から離れ



"やっぱりダメだ…………(笑)"



なんて笑いながら


俺に背中を向けた……………
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