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【忍たま乱太郎】~空蝉物語~【兵庫水軍中心トリップ逆ハー】

第2章 忍術学園での邂逅【幼虫編】




第九話「驚愕!発見眼鏡の能力」




麻言が一年は組に学園案内を受けていたその頃。
場所は再び学園長の庵へと移る。
学園長、伝蔵、半助、の三人に問われ第三協栄丸は麻言と出会う事となった経緯、兵庫水軍に入っての最近の様子、そして、山田伝蔵の息子事、山田利吉への依頼内容を詳しく話している最中であった。
だが。

「おい、第三協栄丸……。正直この依頼内容じゃあ、
今の学園の現状どうこう関係なく利吉でもしょ~じきっ難しいと思うぞ」
「……やっぱ、そう思います?」

目前で渋い顔をした伝蔵に、第三協栄丸が苦笑を浮かべる。
例の老夫婦の居場所について、第三協栄丸書き留めた一筆についてだ。

「―四方山に囲まれた小さな農村住まい。農家で生計を立てている。老夫婦の名は不明。付近の住民に○○という姓の家族が居て、夫婦と子二人
―って」

内容を読み上げると、深い溜息を付く。
正直目を通した途端、目前の男を怒鳴り散らしてやろうかという衝動にも駆られたが改に読み上げることで怒る気力もなくなったようだ。
両隣で聞いていた、学園長も半助も何とも言えないような顔をしている。

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