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【忍たま乱太郎】~空蝉物語~【兵庫水軍中心トリップ逆ハー】

第2章 忍術学園での邂逅【幼虫編】




「えっ、ってことは乱太郎、きり丸、しんベエが勘違いしたって事ですか?」
「ああ~、実は会った時に剣士さんですか?
って聞かれて勢いのままにうっかり僕がそう答えちゃったんだよ。その事について三人にも後で謝らないとなぁ……」

更に追求してきた庄左衛門に今度は麻言自身が答え、
申し訳ないような顔をして深く溜息をつく。
これは嘘ではない。
麻言の答えにやっと納得したのか庄左衛門が「はあ、成程……」と言って苦笑する。
同様に周りのは組全員が苦笑を浮かべていた。

「―あ、ねえねえ麻言さん。もうお昼ご飯食べたの?」

そういえば、という風に喜三太がそう問いかけてきた。

「ああ。まだだねえ」

外に出たら食べるところがあるのかな?と麻言が訊ねるとは組全員にっこりと笑った。

「大丈夫っ!食堂があるから、そこで食べられますよっ」
「しかも、食堂のおばちゃんの作るご飯はすっごく美味しいんだよっ!」
「僕らもお昼まだだから、良かったら一緒に食べに行きませんか?」

庄左衛門、団蔵、兵太夫の三人が続けて言うと、
は組の皆がわっと麻言の周囲に集まった。
戸惑いならがも、せっかくのお誘いをむげにしたくない思いと
食堂の美味しい食事というのが気になった。
麻言が第三協栄丸達の方へ目配せすると

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