• テキストサイズ

【忍たま乱太郎】~空蝉物語~【兵庫水軍中心トリップ逆ハー】

第1章 兵庫水軍との邂逅



その後、白南風丸から呼ばれた水軍の面々は集まってきた。
そして最後に、話をする上で中心人物となる麻言が。

「皆さん、お早うございます。朝早くにすいません」

皆の真ん中まで歩みよると深々と頭を下げた。

「いや、構わねえけどよ。
そういや、麻言。やっぱ白南風丸は来ねえのか?」

疾風がそう言うと、麻言は眼を丸くした。

「あれ。白南風丸、来てないんですか?」
「はぁっ?俺ぁてっきり一緒に来るもんだと思ってたぜ」

麻言と疾風がそう話していると

「―白南風丸は訳あって今回は席を外すそうだ」

何処かピンと張り詰めたような声音で第三協栄丸がそう言った。
その途端、周囲が静かになる。

「麻言。多分だが…お前さんと白南風丸、昨日何かあったんだろ?
自分自身の事情とかそういうの含めて、全て正直に話してくれねえか?」

昨日、船上で質問する際に見せた神妙な表情をしていた。
それに対し麻言は「っはい」そうはっきり返事をすると、
第三協栄丸の目前で正座し、姿勢を正した。

そして、開口一番。
彼…では、なく彼女は自身が女である事を告げた。




―その後は白南風丸宅で昨日起きた出来事を
麻言は自分の視点でありのままに話した。


そして、ここに至るまでの理由も。


/ 177ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp