第5章 ついに始まる学校祭
斗真side
「優里ちゃん、遅いね〜?大丈夫かな?」
「由羅さんって人の店手伝うって言ってたけど…」
でも、俺が手をつかんだ時声が震えていた。
こちらを見てくれなかったしもしかしたら泣いていたのかもしれない。
『♪〜♪〜♪〜♪〜』
不意になった着信音はお兄ちゃんの携帯だった。
「あ、優里ちゃんだ!もしもし…すぐ行くから待ってて!」
電話を切った兄はコートを持って出ようとしていた。
「何があったの?優里は⁉︎」
「迎えに行ってくる…覚悟しとけ」
そう言って家を出て行ってしまった。
何を覚悟すればいいんだ…?
なんて思っていたが、どうする事もできずに俺は部屋の中をウロウロしていた。
それから少ししたら車に鍵をかける音が聞こえた。
玄関の扉を開けて、外を見ると兄さんが優里を抱っこしていた。
ダッシュで家に入り、俺の部屋のベットに優里を寝かせる。
「真野って奴にまた拉致られて、媚薬を沢山飲まされたみたいだ。…やる事はわかるな?」
優里を見ると顔は火照っていて、身体を捩っている姿はとても辛そうだ。
「俺、したことな…「でも斗真の名前、車の中で呼んでたぞ?苦しいのに斗真以外は嫌だからって必死で逃げてきたんだ。下手でもいいから」
そう言った兄さんは俺に避妊具を握らせて、部屋を出て行ってしまった。
「…優里?してもいいの?」
「し、て欲しいの…だめ、かな?///」
荒い息をしながら俺のTシャツの裾を引っ張ってくる姿は色々とヤバい。
気づいた時には彼女に深くて激しいキスをしていた。
んっ、と声を漏らして自分から積極的に舌を絡めてくる。
キスしながら優しく胸を揉むと、体をくねらせて全身で感じている。
「ぅんっ、ああっ、あんっ…///」
それでもまだ苦しそうなのでコートのボタンを外すと、まさかの裸だった。
ツンと立っている旨の頂を優しく弾くと、彼女の体が合わせて跳ねた。