第5章 ついに始まる学校祭
「やめてっ!…は、なしてよっ!」
必死に抵抗はしてみたものの、1人対5人では勝てるはずもなかった。
両手は手首らへんを頭の上の方に、両足は股を開く形でそれぞれ椅子の足に縛られてとても屈辱的だ。
「そんなに体よじったら肌が傷つくよ〜」
なんて言いながら嫌がる私を見てみんな笑っている。
「じゃ、そろそろ回そうかな〜!…言うこと聞かなかったら個人情報を少しずつバラしていくね?」
こいつは携帯の番号も住所も全て生徒手帳で知ってるからタチが悪すぎる。
いつの間にか彼らは口と目の部分に穴が施されているマスクをかぶって顔を隠している。
「3.2.1.スタート!」と言ってカメラの録画ボタンを押した真野さんはスケッチブックを私に見せてくる。
あれを言えっていうの…?
私が黙っていると生徒手帳をカメラの前に晒そうとしてきた。
「ぼ、僕は犯されたりひどいことされたりするのが大好きな、ドMです…。
今日は僕が、犯されてるところを見ててください///」
カメラを見ないようにしながら恥ずかしい言葉を私は口にする。
「こっち見て〜!コメント届いてるよ〜」
真野さんが指を指した方向を見ると壁にスクリーンが貼られてあり、そこには縛られた私と次から次へとコメントが映っていた。
『まさかの僕っ娘⁉︎レイプはよ!』
『女なの⁉︎男装レベル高いな〜』
『早く犯してしまえ〜!!!』
どうやらリアルタイムで見られているようだ。
真野さんの指示で2人の男が私に近づいてきて、1人は無理矢理キスをしてくる。
顔を動かしたり、侵入してくる舌を噛んだりしていたがそれはすぐにできなくなった。
もう1人の男がスーツの上から私の股をなぞり始めて一気に力が抜けてしまった。
「ん、ふぁっ……あぁっ……」
男は何度も角度を変えて口の中の唾液を全て持ってかれると思うほどのキスをしてきた。
下を触っている男はとてもねちっこく触ってくるので小さな快感が私の中にじわじわと溜まっていく。