第5章 ついに始まる学校祭
ーガシャンッ
しかし突然腕を引っ張られ再びフェンスに体をぶつける。
「逃げられんなと思うなよ、淫乱会長!
タバコの写真とこのハメ取りを学校中にばらまいてやろうか?」
声を低くして、スマホの写真を見せつけてきた。
「嫌だろ?…だったらついてこい!」
私はどうすることもできずに、彼の車にへと乗った。
「君のバッグを漁ったら生徒手帳が出てきてさ、個人情報入手しちゃったよ?
なかなか1人になってくれないから、いろいろ細工したんだけど君はいい子だから引っかかてくれたね〜」
嬉しそうに私の生徒手帳を見せびらかした彼を睨みつけてから私はそっぽを向く。
絶対に弱い顔をしない、したら負けだ。
そう思っての態度と行動だ。
「そういう目しちゃうんだ…自分の状況分かってるのかな?
ま、君の泣き顔みるのも楽しみだけどさ〜」
と鼻歌を歌いながら車を走らせている。
信号で止まるたびに私は目隠しをされたり、手錠をされたりで自由が利かなくなった。
あいにく携帯はバッグなので助けも呼べない。
それから車は止まり私は車から降ろされた。
建物の中に入ると、目隠しは外されたが手錠から引かれている鎖を引っ張られてるのでやはり逃げ出せない。
それに私と真野さん以外にも4人の男がいる。どう考えても無理だ。
「その椅子に座ってじっとしてろ……早くっっ!」
いきなり怒鳴られて体がビクついてしまった。
でもイスには座りたくない。
だって椅子の前には三脚に付けられたカメラが置いてあるし、椅子の近くには箱がある。
もうだいたいされる事は分かってしまった。
おとなしくするしかないか…と諦め私はイスに座る。
「おとなしくしてたら痛い事はしないからさ?」
そう言って真野さんはカメラを操作し始めた。
「もうお分かりの通り、今日は君が俺らに犯されることをサイトで配信しちゃいま〜す!」
カメラの方は整ったらしく、私の体を縄で縛り始めた。