• テキストサイズ

私は吉原のお姫様【R18】

第5章 ついに始まる学校祭


「すごい疲れた…飲み物飲みすぎてポチャポチャ言うわ」


と斗真と話しながら受付をしつつ、呼び込む。


「1-Dはここだよな…受け受けお願いします」


そこにやってきたのは蒼茉さんと秋吾さんだった。


「蒼茉さん、秋吾さん来てくれたんですね!!」


私がそう言うと2人ともキョトンとしている。


「やだなー、兄ちゃん。優里だよ」


後ろから斗真が笑いながら言う。


「お兄ちゃんって事は斗真くん⁉︎」


「それに優里なのか⁉︎」


と2人して驚いて、そのあと大笑いされてしまった。


「2人の事を指名しても良いか?」と
言われたので私達はまた教室へと入った。


「斗真、ちょっと着替えてくるね」


私は急いで更衣室に戻り、執事風のホストに着替えて戻る。



「お待たせしました。蒼茉様、秋吾様」



そう言いながら席に着くと、またしても蒼茉さんと秋吾さんはとても驚いている。



「え、昨日の!…あ、優里だったのか⁉︎」


「え、優里ちゃんなの⁉︎また別人だな〜」



私は飲み物を注ぎながら斗真と一緒に爆笑する。


それからもお話をしていたが、お店が混んできたのもあり早々に蒼茉さん達は出て行った。



「あ、これ頼まれてたお菓子ね!明日また来るから!!」


教室の前で私はお菓子を受け取り見送った。



「斗真、そろそろ生徒会企画の時間だから体育館向かうよ!」


「えっ、待ってこの衣装っ!!」


「客寄せになるからついでにそのポスターも持って!!」


戸惑っている斗真の背中を押し、廊下でも宣伝をしながら体育館へ向かった。




体育館に入るとたくさんの人がいて生徒会企画に参加するようだ。


「うわ、なにあの美男美女!!」

「1-Dだって、あとで行ってみよう!」


意外と客寄せも出来てるし一石二鳥だ。




「それでは生徒会企画の早食い大会を行います!!

今回は吊るしたパンを男女の2人一組で手を使わずに食べてもらいます!

あ、お一人様用もありますがね…」



などと面白おかしくしながら司会進行して、早食い大会も無事に終わった。



「一位だったこのカップルには『』のお菓子の詰め合わせのプレゼント!」



高級なのをみんなも知っているようなので「えー!!!」という声がたくさん聞こえた。




/ 97ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp