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私は吉原のお姫様【R18】

第3章 いつもの昼、いつもの夜


ガチャと音がして扉が開く。



暖かい湯気と石鹸の香りが感じられた。




「ただいまー…って本当に逃げないんだ?」



下半身にタオルを巻いただけという格好で私の方を見る。



筋肉質で色白な体、


それにお風呂に入る前はワックスで固めていた髪型ではなくなり、少し大人っぽくなっていた。



「逃げませんよ。仕事ですから」



本当に逃げないんだ?と言ったってことはどうやら私のことを試していたようだ。



「へぇ〜、お若いのに大変なこと!」



そう言いながらキングサイズのベッドへと乗ってきた。




ーギシッ




彼が近づく度にベッドが軋む。


彼の方が背が高いため、顔が近い位置と上を向かなければならない。




「いいね、その上目遣い。最高だ」



彼の甘い吐息が顔に感じたその瞬間、
唇に柔らかく暖かい感触を感じた。



チュッと可愛らしいリップ音を何度か鳴らす行為は彼を色っぽく感じる。



はぁっと不意にこぼしてしまった吐息が
彼に火をつけてしまったようだ。



ドンッと押し倒されたと思ったら、すぐに深い深いキスが襲ってきた。



「んっ…ぅん……」



彼の手が後頭部にあり、苦しくても彼のキスから逃れることができない。



彼の舌が様々な角度で私の口内を犯していく。



ようやく離れた時には私の口からははしたなくよだれが垂れていた。



久しぶりにこんな余裕のないキスをされた。



ひどく頭がクラクラする。
もうこの人に全てを任せてしまいたい。


そんな衝動に駆られる中、彼は制服の上から胸を揉んできた。



とても優しい手つきで、円を描くように触られるとなんだかもどかしく感じてしまう。


無意識に体を捻ると、彼の指が私の胸の頂に触れた。



「ぁんっっ…ふっ…」



不意に漏らしてしまい、口元を手で覆う。
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