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たった1度
第4章 ~ 嘘 ~
翔ちゃんが部屋を出て行って
しばらく動けなかった
立って居られなくて
その場に座り込んで
大声で泣いた
ごめんね、翔ちゃん
あたしや潤を思って怒鳴った
あなたの気持ちが
今のあたしには痛すぎる
最低だと言われた事が
悲しいんじゃない
嘘をついてでも
ラクになりたかった
自分の身勝手さが
苦しかった
あたしは多分
ほんとにサイテーでバカだ
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