第3章 〜 ざわつき 〜
肌寒さに目を覚まして
状況を把握するのに
3分
「これって・・・やばいよなぁ・・・。」
のベットで裸で居るオレと
重いあたま
断片的にしか思い出せない
昨日の記憶
微かに残るあいつの香水の香り
「オレはバカか・・・。」
そうひとり呟いて
とりあえず服を着る
部屋にの姿はなくて
テーブルの上にメモ
“大学&バイトなので
カギはポストに入れといてー”
顔を合わせなくて済んだ安堵感と
色んな罪悪感
「やっべ。遅れる。」
携帯で時間を見て慌てて
家を出る
その時はまだ事の重大さとか
あいつの気持ちとか
考える余裕もなくて
玄関を開けた時の外の光が
眩しくて
オレは顔をしかめて
の部屋を出た