第6章 止まらないモヤモヤ。
side灰羽
『ねえ、そんなに欲しい?』
そう問いかける美優さんの表情はいつもと違った。
切なそうに俺を求めるいつもの美優さんじゃない。
色気っていうのかな…
すっごく興奮してるのが見てわかる。
細められた目元は色っぽく、下唇を舐める舌は俺の心をざわつかせた。
欲しい…
欲しい。
いつもと違う美優さんが欲しい。
「欲しい。美優さんのナカに俺のを挿れて、ぐちゃぐちゃに掻き回して突き上げて、美優さんをイかせたい。」
そう、俺が言うと美優さんは妖艶に笑った。
『合格。私のナカにいっぱい頂戴?』
美優さんは自分のポケットから避妊具を取り出すと、俺を見つめながら歯で端を咥え、ぴりりと封を開ける。
そして俺の肉棒に避妊具を取り付けるとおもむろに立ち上がりショートパンツと下着を脱いで俺にまたがる。
「美優さんまだ慣らして…」
『大丈夫っ…』
そう言いあてがわれた美優さんのソコは慣らす必要がないくらい熱く潤っている。
美優さんは切なそうに小さく声を上げながら、俺の肉棒を体内に埋めていく。
慣らしていないナカはいつもより狭く俺をきゅうきゅうに締め付ける。
やばいって…こんなの…持たないっ……
「みゆさ…ムリ…出るっ!」
『やっ!私がイくまで出しちゃ…だめなのっ…』
歯を食いしばり快感に耐えるけど、かなり厳しい…
それなら…
俺は腰を動かし美優さんを下から突き上げる。
『ああんっ!やあっリエーフっ!今日は私がっ!』
戸惑いながらも美優さんは俺を締め付け離そうとしない。
「ね?美優さん、一緒にイこ?」
俺がそう言えば、美優さんは節目がちにふるり、身体を震わせた。