第27章 2回目の誕生日

全身の毛穴が泡立つようにぶわり、と快感に支配されていく。
何度も何度もイかされてぬかるんだそこはリエーフの陰茎を抵抗なく飲み込んだ。

『…あ、』

焦らしているのか、自身が達さないようにしているのか、ゆっくりと陰茎が埋まっていけば、息もできないほどに感じてしまう。
降りてきた子宮口に先端が当たったようで動きは止まったが、痺れるような快感がお腹あたりに重く響き内腿が不規則にひくつく。

「美優さん気づいてる？子宮降りてきてるの。そんなに気持ちよかった？」

『ぁ…』

すり、とリエーフの長い指が私の下腹部を撫でる。
感じすぎた膣はそれだけで疼き中のリエーフを締め付ける。

「ん、気持ちいいね。美優さんの中熱くてきゅうきゅう締め付けてきてて俺も気持ちいい。」

ゆるゆると動きはじめたリエーフの腰が子宮の入り口をリズムよく押していく。普段は痛みのあるそこも、快感に飲み込まれてしまっているからか喘ぎしか出ない。
ぐりぐり、と先端が子宮を押す。
息ができないほどに感じて背中が弓なりに反る。
吐き出された吐息は嗚咽が混じりはじめリエーフに限界を伝えはじめた。

「ん、美優さん気持ち良すぎて泣いちゃった？可愛い。」
『りえ…りぇ…ふ…』

力の入らなくなった腕を伸ばせばリエーフの体が覆い被さるように傾き私の体を包む。うなじに腕を回すとリエーフの顔が離れ目の端から流れる涙をリエーフが指で拭いてくれる。

「そろそろ限界なのは分かってるんですが…もう少しだけ付き合ってくださいね？」

あやすように柔らかく口付けたリエーフは私の膝裏を抱え直すとがつがつと腰を振り始めた。
私の言葉にならない声とリエーフの息を詰める音、濡れた性器が擦れる水音が部屋の中に響く。
子宮口を抉るように擦り上げられれば、きゅううと中が締まるのを感じながら、襲いくる快感と疲労感にそのまま目を閉じた。