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あいつはねこまのわんこ系少年 そのにっ【HQ】

第5章 わちゃわちゃGW。





『やーっちゃん、マネージャーお疲れ様。』

「あ!美優さん!」

『マネージャーをひとりで頑張っているやっちゃんに私からの差し入れ。』

そう言って渡したのはカップタイプのパフェ風アイス。

「ひえっ!わっ私なんかがよろしいのでしょうか⁈」

『女の子は特別。食べて?』

「あ…ありがとうございます!」

うん。天使だ天使。
目の前に天使がいる。

やっぱり女の子かわいいね。
癒されるね。

ちいちゃい口ではむはむ食べてる姿はたまらないね。


「僕達には”特別”じゃないんですか?」

にこにこのやっちゃんを愛でていたのに、一気に現実に引き戻されてしまった…

『男子は箱アイス。女子は特別。悪い?』

蛍がぶすくれた顔で私に話しかけてくるから私もすっぱりと返事を返す。

「僕もそっちが良かった。」

そういう蛍が持ってるのはかの有名なガリガリしてるアイス。
あれ?バニラ系も買ってきたんだけど…

そう思い振り返れば監督やコーチは軒並みバニラ系のアイス。
烏野のリベロくんや坊主くんはガリガリしてるやつ。
あと山本。

でも他の子はバニラ系。

あららー。ガリガリ少なめが良かったかー。

しょぼんとしている蛍に私はこっそり耳打ちする。

『蛍、あとで別なの買ってあげるって。リクエストは?』

そういうと蛍は小さな声で呟いた。



「いちご…味。」

蛍らしいなぁなんてくすりと笑いながら私は蛍にOKを出した。



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