第24章 4人、ベッドで。
先に入ってきてよ。
そう言って先に入らせたお風呂。
莉奈ちゃんを部屋に置き、私は今日使う部屋に向かう。
ドアを開ければ、前回使用した後綺麗にした状態のまま。
念のために冷房をいれておく。
戻りたくない。
怖い。
でも
それ以上に興奮している自分がいる。
戻ろう。
ここにいても何も変わらないもの。
廊下を通り部屋に戻ると、荷物の段ボールから注文した下着を出している莉奈ちゃん。
「美優さん!やっぱりかわいい!」
取り出されたベビードール。
結局莉奈ちゃんと同じ形にしたキャミソールとTバック。
色も透け感の少ないピンクと白。
本当は黒も良かったけれど、写真のモデルさんが着ていたものが透けていて泣く泣くやめた。
「美優さんが白ですよね?」
『うん。莉奈ちゃんありがとう。2人、中々帰ってこないね?』
「そうですねー?」
明日の朝ごはんどうしようとか、熱海で買った食パンまだあるよなんてたわいもない話をしながら待っていれば、2人のスマホに同時にメッセージアプリが入った。
「てつろーさんたち、お風呂終わったみたいですね。」
『そうだね、じゃあ行こうか。』
莉奈ちゃんの返事を聞くと、私は先程開けたベビードールを持つ。
そして、部屋の扉を開けると私たちはお風呂に向かった。