第20章 甘く、はげしい夜。〜旅行2日目、夜〜
side黒尾
一度ベッドに莉奈を寝かしつけたけれど、キスがしたいからと莉奈は体を起こし、正面から俺の唇にかぶりついた。
俺の首に腕を回し、必死にキスを貪る莉奈の姿。
まあ、コーフンしないわけがねーんだけどさ。
柔らかい唇と舌を堪能しながらやわやわと感度のいい胸を揉めば、ぴくぴくと身体を跳ねさせる莉奈。
唇の隙間から小さく喘ぐ声が聞こえるのがまたいいんだよな。
そんなことを考えながら爪で胸の突起を引っ掛けば、唇を離し「ひゃんっ!」と喘ぐ莉奈。
喘いだ後、恥ずかしそうに顔を背けるのも悪くない。
でも、やっぱり俺との行為の最中に余計なことを考えてほしくなくて、背けた顔をぐいと強引に自分の方を向かせ、唇に噛み付いた。
片方の腕で浮いた腰を抱き、もう片方の手で濡れた秘部に触れる。
びくりと震える身体。
「てつろ…さ…」
まだ、だめ。
そう静止を促す莉奈を無視し指を1本ナカへと進めれば、莉奈は俺の首に回した手にぎゅっと力を入れ、小さく息を吐き出しながら喘ぐ。
柔らかな肉の壁。
その中にもう一本指を挿れると俺は、ナカを広げるように指を左右に割り開いた。
つ、と指を伝い流れ落ちる愛液。
本人もそれがわかったのか、恥ずかしさでナカを締め付ける。
「莉奈チャン、俺の手びちゃびちゃ。
本当やらしーね。」
ぼそり、耳に囁けば、ふるふると首を横に振る莉奈。
ナカに埋め込まれた指をそのままもっと奥へと進めれば、莉奈の細い腰がかくかくと震えだした。
まだまだキツいナカ。
それを広げるように指を膣壁に沿って動かせば、莉奈はぶるり、身体を震わせ、浮いていた腰をぺたりシーツに沈ませた。
「もう限界か?莉奈。」
そう聞けば、莉奈は素直にこくこくと首を縦に降る。
俺はそのまま莉奈をベッドに横にするとスエットを脱ぎ、下着から昂った肉棒を取り出す。
そして、スエットのポケットに入れていた皮膜の包みを取り出し開くと、わざと見せつけるようにゆっくり装着した。
「たくさん可愛がってやるから、覚悟しろよ。」
莉奈の足を開き自身を擦り付けながら言えば、莉奈はこくり、と喉を鳴らした。