第19章 今年も夏休みは終わらないっ!〜2日目、海!海!海!〜
食事が終わると洗い物は全て水に浸けて急いでお出掛け。
夏の海だし場所の確保しないとね?
で、別荘から1番近くのビーチに来たんだけど、季節柄たくさんの人で浜は埋め尽くされていた。
そのため先に場所取りをして、男子、女子の順番で着替えをすることになった。
海の家から借りてきたパラソルの下にビニールシートを敷き、持ってきたクーラーボックスなどをを重石にする。
先に着替えに行った男子を、日焼け止めを塗りながらパラソルの下で待つこと10分。
先に着替えてきたらしい木兎が私達の所へと走ってくる。
「俺変わるから2人、着替えてこいよ。」
『木兎早いねー!じゃあ着替えてくるね?』
木兎にお礼を言うと私達にはは荷物を持ち、女子更衣室に向かう。
途中でリエーフが更衣室から出てくるのが見え、つい声をかける。
『リエーフ!今木兎が1人で場所取りしてるから行ってあげて?』
「わかりました!あ…美優さん、あとで日焼け止め…」
『わかってるって!』
前にリエーフが日焼け止めを塗らずにがんがん日焼けしちゃったんだけれど、日焼けした場所が真っ赤になってまるで火傷したみたいになっちゃったことが…
ロシアの血が流れてるからか、日焼けに弱いみたい。
『じゃあ着替えてくるね。』
そう言って更衣室に入った私達。
着替えはすぐに終わったんだけど…
『行きたく…ない…』
「いやいやいや!ここまできて何言ってるんですか!」
まあ、こうなるわけで…
私は莉奈ちゃんに手を引かれながらパラソルへと戻った。