• テキストサイズ

あいつはねこまのわんこ系少年 そのにっ【HQ】

第14章 【番外編】それぞれのデート 黒猫&三毛猫編



side莉奈

「美優との買い物、楽しかったか?」

車の中、そう聞くのは私の彼氏のてつろーさん。
今日の服装は、黒のVネックにベージュのチノパンにサンダル。
日差しが眩しいからってかけてるサングラスも格好良い。

「うん。楽しかった…です。」

「鞄買ったし、服買ったし…あとは何買ったんだ?」

後ろのシートに置いたショップバッグを思い出すかのように私に聞いてくる。

「えーっと…水着と…あとは…ナイショです。」

さすがに…言えない。
下着も新しく買いましたなんて…

少しもじもじしているのがわかったのか、てつろーさんはくくっと笑うと、私の頭をぽんぽんと撫でる。

「楽しく買い物出来たみたいだな。」

この、ぽんぽんがすごく好き。
甘やかされてる感じがたまらなく好き。

「楽しかったです。美優さんともお話しできるようになったし。」

「へえ…あんなに牙向けてたのにな。」

それはあの時はリエーフ先輩が好きだったからで…
今はてつろーさんが好きだから別に平気なのに…
気まずい話題を変えるために私はそうそう!と別の話題を出した。

「今度、美優さんのお家で料理教えてもらうんです。簡単なのから少しずつ。」

「へえ。ちょっとは頑張ろうとしてるんだ。この前、すごかったもんな。」

「あっあれは忘れてくださいっ!」

”あれ”とか”この前”って何って思いますよね…
説明…します…


/ 382ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp