第13章 今年も夏休みはおわらないっ! 〜今年も大集合!準備編〜
『づかれだ….』
水着の試着を終えた私達はお昼ご飯を食べるためにオムライス専門店に。
「へばるの早くないですか?」
メニューを見ながらぐさりと刺さる言葉を投げかける莉奈ちゃん。
確かにその通りです。
さて、どうしようか。
一通りメニューを見ながら考える。
やっぱりデザート付きのセットかな?
『私エビとほうれん草のクリームソースのオムライスとチーズケーキのセット。飲み物はミルクティーで。莉奈ちゃんは決まった?』
「じゃあ私は…チーズが中に入ったデミグラスソースのオムライスと、チョコケーキのセットで。飲み物はミルクティーフロート。」
注文し、オムライスが来るまでに次に行くお店をどこにするか決めようと話しかける。
『次、どこに行く?』
「とりあえずカバンが見たいなと…合宿の時に荷物入らなくて散々な目にあいましたから。」
私もそうだった。
去年の合宿、荷物が収まらなくて散々な目にあった。
『なんで男子ってあんなに荷物少ないんだろう…』
「マネージャーが洗濯するからじゃないですか?私なんて下着洗濯するの恥ずかしくて新しく買い足して持って行ったのに…」
『分かる。普通にTシャツの洗濯物の中に下着がはいってた時は驚いた。さすがに叱ったけど。』
「だから今年はなかったんですね?去年注意してくださってありがとうございました。」
マネージャートークで盛り上がる私達。
でも、話は少しずつずれていって…
「で、センパイはいつからリエーフセンパイと付き合ったんですか?」
にまり。
楽しそうに笑いながら莉奈ちゃんが私に話を振る。
『リエーフとは去年の森然での合宿の時。それまでも付きまとわれて大変だったんだから。』
くすり、思い出しながら話していると店員さんが熱々のオムライスとスープを運んできてくれる。
2人でいただきますをして早速一口。
バターライスとクリームソースが絶妙なハーモニーを奏でている。
やっぱり美味しいもの食べるっていいなぁ。