Nachtigall im Kafig(進撃:リヴァイ夢)
第1章 Nachtigall im Kafig
「兵長、私もいつか死ねばピヨちゃんに再会できますかね?」
「知らねぇな」
「そもそも動物って天国いけるんでしたっけ? 動物専用の天国があるとか? その前に動物って人間と同じように魂あるんですか?」
「くだらない思考をだだ漏れにするのはそこまでにしろ。さっさとエルヴィンと合流するぞ」
「早くピヨちゃんに会いたいなぁ」
「ナハティガル」
「……何ですか?」
「ピヨちゃんに会いたけりゃあ好きにしろ。けど、やるならもう少し後にしてもらうぞ。調査兵団は常に人手不足なんだ。見てみろ」
周り見るよう、リヴァイ兵長は顎をしゃくった。改めて見ずとも何があるのかは知っているが、素直に私は周りを見渡す。
「14人もいた俺の班が、今では俺とお前だけになった」