第4章 見えない誘惑~for Leo birthday~
「レオ…」
そっと覆いかぶさりボタンを一つ一つ外し手を差し入れる。下着に包まれた柔らかな胸は早まる鼓動を響かせている
「リルちゃんこれ…」
あらわになった下着、それはいつもとは違う大人びたワインレッドのもの
「レ、レオが…し、刺激的な色って言ってたから…」
いつも淡いパステルカラーの下着に身を包むリルとは違う官能的な姿にレオは生唾を飲んだ
「あの時のお願い聞いてくれたんだ」
(ほんとにつけてくれるなんて…これはまずい)
シャツを脱がせスカートをするりと脱がせると同色のレースが控えめに施されたショーツが顔を出した
「レ、レオ…あんっ…」
「いつものかわいい下着姿も好きだよ。でも、こんな色っぽいリルちゃん、堪らない」
下半身の熱が一気に高くなり、シャツを脱ぎ捨て首筋から流れるようにキスを落とす。ときおり強く吸い上げては赤い華を散らし徐々に下へと痕を残していった
「あっ…んっっ…」
唇は付け根に寄せられ太ももに仕上げのキスを落とす
(脱がせるののもったいないなぁ)
焦らすようにキスを落とした体は小刻みに震え、赤い花は白い肌に艶やかに咲き乱れる
「下着一つでこんなにも変わるんだね。いつもと違うリルちゃんもっと欲しくなる」
肩紐を落としキスを落とす。包まれた胸に唇を寄せ、そっと押し下げると愛らしい突起が顔を出す
(かわいい)
ツンと立ち上がり膨らみを包むとふるふると揺れる。ちらりと顔を見せたそこに吸い付き舌先で転がし味わう
「あんっ…はぁ…っっ」
焦らされたリルの体は敏感な場所を刺激され甘い声を零しシーツを掴む。全てを暴かれることのないその姿はレオの興奮を高めてゆく
「かわいい声、聞かせて」
ゆっくりと片方の胸へ手が伸びる。外されることのない下着。中に手を滑り込ませ突起を見つけ指の腹で押し付けては摘み愛撫する
「あんっっ…ぁぁ…っっ…」
片方の突起を強く吸い上げわざと音を立て離す。もっと堪能したい気持ちに拍車がかかり、そっと背中に手を滑らせプチっと頼りない音を立て響かせた
「んんっ…っっ!」
着けている意味をなくしたままの下着。レオは脱がす事なく胸に吸い付きやわやわと膨らみを揉みしだく
(まだ脱がせたくないな…)