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100日間のプリンセス~月が導くセレナーデ~

第2章 甘く優しい隠れ家~for sid~


(できた!我ながら上出来)

「シドー!ご飯できたよー」

テーブルへ二人分の食事を並べる食べることに

「いただきます」

シドはパスタを口にする

(どうだろ…)

「へぇー、美味いじゃないか」

「ほんと!?良かった…」

ホッと胸を撫で下ろし口に運ぶと

「ほんとだー!美味しいー」





「ごちそうさまでした」


片付けをし始めるとシドが

「ここは俺が片付けとく、風呂入ってこいよ」

「え?でも、悪いよ」

重ねた皿を取り上げ耳元でシドが囁く

「それともこのまま喰われたいか?」

肩をぴくりと震わせ、耳まで真っ赤になる

「っっーー!シド!!」

「くくっ、本当、お前見てると飽きねぇな」

口の端を釣り上げ笑うシドは腕まくりし、皿を洗い始めた

(すぐにシドは意地悪な事ばっか言うんだから…)

火照り止まぬままベッドサイドに置かれたチェストからネグリジェを出しバスルームへと向かった


(んー、やっぱお風呂ってさっぱりして気持ちいいー!)

城下を歩き回った体に心地よくお湯の温かみが浸透し、疲れを癒してくれる。暫しのバスタイムを堪能しベッドへと向かった



「お待たせ」

「ほら、こっち来い。まだ髪綺麗に乾いてねぇぞ」

ベッドサイドに座るシドに手招きされ、側によると手を引かれ、そのままシドの前に座らされ優しい手つきで髪を拭き始める

(優しい手つき…ホッとする…)

「ほら、いいぞ」

「ありがとう」

「世話が焼けるプリンセスだな」

「まっ、またそうやってからかうんだから!!」

子供扱いするシドにムッとした顔で反論するがすぐに抱きしめられる

「まぁそこが可愛いけどな」

肩に顎を乗せ首にかかる髪を反対の肩へ寄せると首筋に流れるようにキスを落とされた

「んぁっっーーー」

チュっとわざと音を立て甘噛みされる

「シ、シド!!あんっーー」

露になったうなじへキスが落ち、舌先でが肌を滑る

「湯上りで柔らかいな」

しっとりと濡れた場所はひんやりとした空気を浴び淡い刺激が体を巡った

「シド…」

シドは徐に背中の後ろから何かを取り出し

「顔をを少し上げろ」

優しい声がかけられる。言われるがまま顔を上げると、首元にほんのりとした冷たさを感じる
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