第2章 甘く優しい隠れ家~for sid~
「これ…シド…」
城下で見ていたネックレスが自分の首でキラキラと輝いている。上半身を捻りシドの方へ顔を向けると
「あの時、見入ってただろうが。俺といる時は着けとけよ」
「ありがとう…凄く嬉しい」
咄嗟にシドに抱きつき胸に顔を埋める
「本当、お前、わかりやすいよな」
長く骨ばった指が顎を掬い上げ、キスを落とした
「ん…ふぁぁ…」
甘噛みするように下唇を喰まれ、吐息ごと飲み込むようなキスを繰り返された
「んっーーあっ、シ、シド!!」
薄らと開いた唇から舌を差し込まれ、中を舌先で擽られる。何度も角度を変えては舌を絡ませ強く、舌を吸い上げられる
「んんっっーー」
シドの胸にしがみつき、唇が離れるが互いの舌は繋がったままになり、顔を離すと銀色の糸が名残惜しげに光輝いていた
(こんなキスされたら……)
瞳を潤ませシドの顔をを見つめると
「顔にして欲しいこと書いてるぞ」
喉を鳴らしニヤリと笑いならが濡れた唇を指先でなぞる
「そ、そんな事っーー!」
「言わねぇならこうするだけだ」
ネグリジェのリボンをスルリと解かれ暴かれた胸元をきつく吸い上げられる
「あっんんっ//やっーー」
「嫌じゃねぇだろ?ほら、言ってみろ?」
ふっくらとした胸に舌が這わされるが、確信的な刺激は与えられず、肩にしがみついた
「ほら、ちゃんと言えよ?どうして欲しいんだ?」
(こ、こんなの…)
胸を下からすくい上げやわやわと押し上げられるがそれ以上の刺激は与えてもらえない。火照り始めた体は疼き次第に下半身がジンジンと熱くなり始めた
「も、もっと…触って…」
顔を真っ赤にし、消えそうな声で呟くとシドの首に腕を回した
「あんっっーーはぁっっ」
敏感になった頂にねっとりとした舌が絡みつき、舌先でなぶるように弄ばれる。ツンと硬く立ち上がり待ち望んだ刺激にあられもない声がシドの耳を犯す