第12章 第2話 旅連れ
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『先程は、助けていただきありがとうございました。
申し遅れましたが私、多分元海軍少将のです。
現在は、指名手配されています』
頭を下げた先には、ニコ・ロビンと革命軍のメンバー。
予想通り革命軍の船だった。
「あなたがルフィを助けてくれたのよね?
話は聞いてるわ」
これが大人の色気。
私が持ってないモノ・・
「麦わらのルフィが革命家ドラゴンの息子だと耳にした。
それは誠か?」
「本当って私が何度も言ってるんだけどこの人達なかなか納得出来ないみたいなのよ」
そう言って困った様に言うが表情は全く困ってない様に微笑んでいる。
「俺はセンゴクさんからそう聞いたが」
『私も同じ。
イワンコフは納得してたみたいだよ』
同じインペルダウン脱獄犯。
話す機会があったせいなのかもしれない。
イワンコフの名前にどよめきが起きる。
「その方、イワンコフとは何処で知り合った?」
『えっ?ローの船の上だけど・・』
今までの経緯を話すとまた、どよめきが起きた。
『信じない?
なら、これ貰ったから見て』
取り出したのはビブルカード。
イワンコフに貰った物だ。
これを見てやっと革命軍は、私達を信用してくれた。
「この船に用事でもあったのかしら?」
『船って言うよりロビンさんに一目会ってみたくて』
「ふふふ、会って満足頂けたかしら?」
椅子に座ったロビンは優雅に足を組み替え、紅茶のカップに口を付けて笑っていた。
『・・ええ、1つ質問があるんですけどいいですか?』
目線で先を促される。
『ロビンさんはもし、_______どうしますか?』