第11章 プロローグ2
ここに長居するつもりは無かった。
けど、ここにルフィの仲間がいるとわかり興味が湧いた。
あのルフィが一緒に旅をしてきた人とはどんな人物なのだろうか?と。
会ってみたら紳士、いや、女にはめっぽう弱かった。
それは弱点であり、長所なのだろうけど戦いにまで影響するとしたら危うい。
ここで心は乙女、格好も乙女のイワンコフの言葉を借りれば新人類のみんなで多少なり免疫が付けばと思ったが・・
ひょっとした逆効果になるかもしれないと思ってしまう。
『あっ、イワンコフちょうど良かった話があったの』
通りかかったイワンコフを呼び止める。
そして、電伝虫を貸して欲しいとお願いする。
「別に構わないけど、ヴァナタ一体何処に掛けるつもり?」
『えっ?ベガパンクの研究所だけど、ダメ?』
「はァッ!!!!?
ヴァナタッ!ベガパンクの研究所の番号知っチャブルの!?」
グイッと顔を近づけてくるイワンコフ。
『・・知ってるけど、あっ!もしかしてイワンコフも知りたかったの?』
知りたいどころじゃないわよッ!
革命軍が何より欲しい情報じゃないッッ!!
と、番号を教えないと電伝虫は貸さないと言ってくる。
さっきと話が違うと、文句は言えず恐る恐る番号を伝えた。