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【ONE PIECE】 海の娘 ウミノコ

第21章 Z






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ゼファーが死んだ。
の父親だとミホークから聞かされていたが、実際は違っていた。

その事で悩んでいたのだろう。
はぐったりと疲れた様に意識を手放した。

「チョッパー、の様子は?」

「平気だ。眠ってるだけだ」

診療室のベッドに横になっている。
その寝顔が穏やかな事に安心する。

付き添う様にベッド脇に俺は座った。
起きた時、そばにいてやりてぇ。
そう、思ったんだ。

それを察してか、チョッパーが席を離れた。

「」

そっと頬に触る。
起こしてしまわない様に・・・

聞きたい事は山ほどある。

今まで何処で何をしていたのか?
不死鳥とは会えたのか?
会えのなら何故1人旅を続けてるんだ?

だが・・
今のにそれを聞くのは、酷の様な気がする。

「なぁ、ゾロ」

「・・何だ?」

腹が減ったと今まで肉を食いまくっていたルフィが椅子を揺らしながら俺を見ていた。

「は俺の姉ちゃんでもあるんだ。
・・だからさ、守ってやりてぇと思ってる」

「!!?」

唐突な言葉。
ルフィが人に対して、そう宣言する事は初めてだ。

「・・何が言いてぇんだ?」

「いや、何となくゾロには言っとかなきゃいけねぇ気がしただけだ」

ニヤリといつもの笑顔を向けてくる。

油断ならねぇ。
サンジよりルフィの方が危険だ と、野生の感がいう。

「そういう事に無頓着だと思ってた」

「うん?何の事だ?」

また、肉を頬張りながら尋ねるルフィ。

無自覚かよ・・
マジで油断出来ねぇ。



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