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【ONE PIECE】 海の娘 ウミノコ

第18章 第8話 再会





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暫くして、イゾウが1人戻って来た。
だが、出て行った時とは違い表情が鬼と化していた。

仲間達は、巻き込まれたくないのか遠巻きに見つめるか店を後にした。
肝心な俺といったら、イゾウが目の前に座ったため逃げ損ねた。

「・・は?」

「あ''ぁ〜?!」

訂正する、表情だけではない。
言動までまるで別人、鬼気としていた。

「は、俺の部屋。
あいつは外出禁止だ」

急にどうした?
あの溺愛していたをそう簡単に怒るイゾウではないはず。

「・・何があった?」

「あ"ぁ?教えねぇんだよ!あいつはッッ!!」

「だから、何があったんだよい!」

の身に何が起こったのか見当も付かないが、苛立ったイゾウの態度に不安が増す。

「あいつ、首にキスマーク付けられてやがったんだよ!
誰だと問い詰めてもあいつは口を割ろうとはしねぇ!!」

「キ、キ、キ、キスぅぅ!!!?」

キスマークだと!!
確かには、首にストールを巻いていた。
だからか!と合致した。

「何処の馬の骨か知らねぇが、俺の妹に手出して 挨拶1つねぇのはいただけねぇッッ!!」

キスマーク。
男が付けたマーキング・・

そこで俺はふと、違和感を覚えた。
朝も感じたあの違和感だ。

「・・・なぁ、の首どっちに付いてた?」

「・・・左だけどそれがどうしたんだよ?」

左・・
まさか・・なぁ・・

ガタン! と、椅子を倒し立ち上がった俺にイゾウが眉を寄せる。

「マルコが言ってもは口を割らねぇと思うぞ」

「あぁ・・・ちょっと部屋に戻るよい・・」

フラフラと歩き出す俺にイゾウが呼び止めるがそれどころじゃなかった。

あの違和感。
あの違和感の正体を突き止めなきゃいけねぇ。

俺は、今朝までいた部屋に急いだんだ。



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