第18章 第8話 再会
いつの間にか捲り上げられていたシャツ。
月の光に照らされ、無理矢理上げられたブラからポロリと胸が溢れ出る。
両方の胸を鷲掴み、擦り合わせる様に揉まれる感覚に身体が熱くなる。
「ヤベェ・・マジこれ夢かよい」
夢では無い、現実だと言いたいが言葉に出来ない。
マルコに触れられているという快感と羞恥心に乱され、それどころではない。
『・・ぁっ・・っっん・・』
「挟みてぇ・・」
そう言った途端、ズボンを下ろしたマルコ。
私の目の前に差し出した自身を谷間に擦り付け始めた。
熱く硬いソレに、私はそっと手を添える。
「!!?」
ピクッと動くソレに私は、舌を伸ばしペロッと舐めた。
「ーーっっ!マジかよいッッ!!」
初めて舌で感じるソレに私は愛おしさと感情の昂りが襲ってくる。
前後に腰を動かすマルコは、胸を寄せ指先で先端を弾いた。
「ヤベェ、出るッッッ!」
言葉と同時に熱い液が私の身体に吐き出される。
そのままマルコは、息が上がった身体を私の横に横たえた。
『・・マルコ兄様っ?』
隣からは微かに聞こえる寝息。
寝ちゃった?
私は、火照る身体を起こした。
疲れた様にグッスリ眠るマルコの寝顔。
夢だと思っていたマルコの行動と言葉が私を喜びに満たす。
朝起きたら覚えているだろうか?
私が来た事を知っても、夢だと思うだろうか?
不安が渦巻くが、その時は私から告げようと思った。
マルコが告げた言葉が私を強くさせた。
『おやすみ、マルコ』
頬にそっと、キスを落とす。