• テキストサイズ

【ONE PIECE】 海の娘 ウミノコ

第14章 第4話 2人の男





トラファルガーと連絡を取った俺は、事情を説明し急いでの元へ戻った。
意識が無いと言ってもと話すと言うトラファルガー。

電伝虫を抱え俺は、まだ眠り続けるのそばに座った。

「目を覚ましたか?」

「まだだ。体温は少し下がったけど・・」

「だそうだ、トラファルガーどうする気だ?」

【そこはどこの島なんだ?】

「ここはトリノ王国、南の海だぞッ」

「南の海だと?!」
【お前らグランドラインにいたんじゃねぇのか?!】

タヌキの言葉に俺達は、同時に驚いた。
確かに俺達はグランドラインを船で渡っていた。

だが、凪の帯を越えた覚えはない。
Dr.ベガパンクが用意したこの船に海楼石が使ってあったとしても、凪の海では風が吹かねぇ。


【青雉、風は止まなかったのか?】

「あぁ、止むどころかいつも追い風だった・・」

いつの間に凪の帯を越えた?
わけがわかんねぇ・・


【・・なるほどわかった。早くを起こせ】

こっちはわかってねぇんだよ。
それに何で起こす必要があるんだ!!

【早くしろ!手遅れになる!!】

医者の一喝。
これ程の説得力はない。

揺すり起こすと若干、目を開けた。
だが、まだ意識はきちんと戻ってない。


【聞こえるか?】

『・・ロー、なの?』

【あぁ、話は聞いた。
お前を助けてやる、俺を見つけろ】

何を言っている?

【今、浮上している。
グランドラインだ、俺の船を探せ】

本当に何を言ってるんだ?!
2人だけ通じるのか、タヌキも俺も話についていけない。

『・・ふふふ、ペポ元気そうね』

【見つけたか・・
だったら、俺を呼べ。会いたいと願え】

『・・願う?』

【そうだ、願え。
俺がお前を助けてやるから早く会いたいと願うんだ】

は、目を閉じた。
願っているのだろうか?

だが、願って何になる?!

【ーーー船長ッ!突風です!!】

電伝虫から聞こえた別の声。
船員の1人だろう。

突風?!

【ペンギンその風に乗れッ!そのまま風任せに船を全速力で進めろ。
ーーよくやった。待ってろ】

『・・うん、待ってる』

そこで電話は切れた。

「なーなー、どうゆう事だ?」

俺が知りたい。
何がどうなったんだ・・



/ 179ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp