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【ONE PIECE】 海の娘 ウミノコ

第14章 第4話 2人の男





「おーい、急患だ」
「タヌキチ〜ッッ!!」

「患者か?!どこにいる!?」

あれは・・
原始人の中に見知った人間、いや動物がいた。
確か・・

「ウォォォォッッ!!
ああああああ、青雉ッッッ!!!!」

「麦わらんとこのペット」

「ペットじゃねぇ!医者だ医者!!」

医者だったのか?
タヌキがか?

「だったら、こいつを見てくれ」

俺は背中に背負ったを下ろした。

「はっ!・・・すごい熱だ。
早く手当をしてやらねぇと大変だ」

さっきまで怖がっていたはずのタヌキは、慌てて近付きの身体に触れた。

その対応はテキパキとしていてまるで医者だ。

「ここに刺された痕がある」

だとしたら可能性があるのは と、説明するタヌキに俺は早く治療始めろと催促した。

「わかった。
まず身体から毒を抜く必要があるから輸血する」

「輸血はダメだ!」

俺は慌てて止めた。
輸血しちまったら、それこそは死んでしまう。

「は稀血だ。
それも、海の子一族の血筋だ」

「海の子一族?
わかんないけど稀血なら輸血は無理だな」


他の考えが思い付くまで体温をこれ以上、上がるのは危険だとの事で俺は氷を作りの身体を冷やしてやる。

薬も虫の種類がわからねぇと効き目が無い。
本人に聞くにも意識が戻らねぇ。
手の打ちようがなかった。

医者でも無理か・・
の血は希少過ぎる・・

血?医者?

「そうた!その手があったか!!」

俺は急いで船へと戻った。
必要か物は、電伝虫。
そして持っていた連絡先が2つ。

さて、どちらにかけるべきか。
2人とも医者。
2人ともの治療の経験がある。

迷ってる暇がねぇ。
すぐ動けそうなヤツがいい。



呼び出し音の後に出た不機嫌な声。

【・・・・・お前は・・】

「クザンだ」

【・・青雉!?】


俺は、死の外科医 トラファルガー・ローに連絡を取った。



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