第1章 *.浮気の本能〈二口堅治〉
母「もー。お口が上手なんだからっ。(笑)いま、ご飯作ったからどう?今日はパパ帰ってこないみたいなの♪」
二口「??そうなんっすね!いただいていいですか?!」
母「もちろんっ!さ、あがって?」
リビングに上がりこむ彼の背中を見て...
本当にいいのだろうかと、
いまだ葛藤しているのは私だけ?!
彼女持ちの後輩(男)を...。
母「ちゃん?はやくおいで?」
「あ、うんっ。」
この家は2階建て4LDK。
パパの部屋、ママの部屋、私の部屋がそれぞれあって
書斎つき。
書斎は、パパが使ってる。
だから、お庭にはバドミントンコートが1つ。
端っこにバスケットゴールが立ってて。
完全にママと私専用だ。
パパも一緒に遊んでくれるけど。
体育大学教諭のママと、つい最近までバリバリの現役だった
私には、到底かなうはずも無い。
二口「ごちそうさまでしたっ!」
満面の笑みでママと話す二口くん。
イケメンはやっぱちがうなぁ...
って!
なに感心してんのよ私!!
浮気でしょう!?
母「堅治くん、先にお風呂どうぞ?」
二口「あざっす♪」
はぁ、、、。
ん?
いま、堅治くんって?
前々から思ってたけど...
ママって、普段から大学生に囲まれてるから...。
うん。
.....慣れてる。