第2章 〜ハロウィンって何だ?〜
サ「いやいや、レディに重い荷物を持たせるなんて!!
ましてやエミリちゃんに!!」
エ「大丈夫大丈夫!!
サンジくんの手伝いしたいから手伝わせて!!」
サ「そ、そうかい?じゃあこれ持ってもらえるかな」
そう言って、たくさん持っていた荷物の内の野菜や果物が入った紙袋を持たせてくれた。
ドアを開けて二人でキッチンに入る。
生モノや傷みやすい食材を冷蔵庫にテキパキと入れていく。
エ「あと何か手伝うことはある?」
サ「大丈夫だよ、ありがとう。凄く助かったよ」
エ「よかった!!
あ、そうだサンジくん、2つお願いがあるんだけどいいかな?」
サ「そりゃもちろん!!
エミリちゃんのお願いとなれば喜んで!!
なんだい?」
エ「えっと実はね、サンジくんの衣装を作るのに採寸したいの!これが1つ目。
2つ目は、みんなにお菓子を作りたいからキッチンを使わせてほしいの。
いいかな?」
サ「なんだそんなことか。もちろんいいよ、エミリちゃんの頼みなら喜んで」
エ「よかった!!ありがとう」
キッチンの予約も取れたし、採寸も無事終了。
明日からはお菓子作りである。
エ「チョッパーの衣装は完成でしょ、サンジくんの衣装がまだ途中だけど、
明日からはお菓子作りもあるし少し早めに寝ようっと!」
翌朝、早朝。
エ「よーし、我ながら素晴らしい出来!!」
満足げにふふんと鼻を鳴らし、完成したお菓子の数々を眺める。
完成したのは、
カボチャやおばけの形をしたクッキー、カボチャのケーキ、アップルパイ、イチゴタルト、紅茶のシフォンケーキだ。
あえて早朝、まだみんなが起きてこない時間から始めたのは朝ごはんの時間と被らないようにするためだ。