• テキストサイズ

【おそ松さん】口ずさむのは【男主】

第10章 すれ違い


カ「は・・・んぅ、ふぐ、んんっ」

「ふ・・・は、ん」

唇を離すと同時に戸をダンッと叩き、カラ松の肩口に顔を埋める

「俺にはあんたしかいないのに・・・あんたは俺のものなのに」

カ「・・・」

背中に手が回され、抱き締められた

カ「やっと、吐き出してくれたな」

「・・・は?」

体を離すと、涙を流しながらも微笑むカラ松
何故だか綺麗だと思った

カ「そうやって言ってくれれば、俺はちゃんと受け止める。反論や議論も出来る。勝手に抱え込んで、自己解決しないでくれ・・・でなきゃ傍にいる意味がないだろう?」

あぁ・・・そうか
こういうのをぶつけてもいいのか

カ「どうしていいのか分からないならとりあえず聞かせてくれ、2人で考えればいいんだから」

なんでこいつはここまで・・・

「ごめん、俺あんたを泣かせたいわけじゃないのに・・・」

クスリと笑う声が聞こえた

カ「で、弁明はさせてもらえるのか?」

「・・・あぁ、ちゃんとカラ松の話聞くわ」


さっきまでの涙が嘘のように、眉を下げて笑うカラ松
そんな彼が可愛いと思ってしまう

カラ松の手を取り居間へ移動する

・・・こうなったらどんな叱責も受けるしかないな



/ 160ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp