• テキストサイズ

【おそ松さん】口ずさむのは【男主】

第8章 デート


次なる目的、クレープ
各々注文したものを受け取り、少し離れたところにある椅子に座る

カ「いただきます」

一口頬張れば、程良いイチゴの酸味と生クリームの甘さが口いっぱいに広がった

「あんたさぁ」

そう言われて口の横を親指で撫でられ、あろうことかその指を舐めている

「子どもみたいだな」

漫画なんかでよくあるパターン
まさか自分がされるとは思わなかった・・・意外と恥ずかしいな

テンパる俺をよそにクレープを食べてご満悦な

「うまかった」

正直、途中から味なんか分かんなかった
咀嚼して飲み込むのが精いっぱい
もったいないな、せっかく一緒に食べるのに

「まだ時間あるか?」

今度は自身の口元を親指で拭いながら聞いてくる
こそ煽ってるんじゃなかろうか
そんな仕草がどことなく色っぽくみえる

カ「あぁ」

「なら公園行こうぜ。今日の礼に歌う・・・礼になるかわかんないけど」

カ「いいのか?聴きたい!」

なら行くか、と手を差し出される
まだ少し気恥ずかしいが、やっぱり嬉しい
当然のように絡まる指・・・俺より大きくて骨ばっている

鼓動が早くなるのに、気持ちは落ち着く
不思議だ
/ 160ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp