第7章 背負うもの
返事はない
でもの目が何だと問うているようだった
カ「何で名前呼ばないんだ?」
「・・・名前?あんたの?」
カ「あぁ」
スッと視線を逸らされる
やはり聞くべきではなかったか
「名前ってあってもなくても同じだろ」
カ「え・・・」
そんな
その「人」である証明ともいえるのに
その名前はその人のためにあるのに
「・・・俺、人より色んなこと疎いと思う」
どこか遠い目で話し出す
チラリとこちらを見る
「あんたには・・・カラ松にはいいか、話しても」
そこからポツリポツリと、過去が紡がれた