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四季の香り *詰め*

第2章 悪戯のマーク *白蘭*


「いや、何て言うかさ…ゴキブリみたいにジリジリ寄ってこないで貰える?
 正直言って気持ち悪いよ、その動き…」

「だって葉音チャンが嫌がる事をわざとしてるんだよ♪
 あっ、逃げようとしても部屋に入ってくる時にロックしたからね」

そして何なんだ?
白蘭が手に持っているフリフリロリータの気色悪いメイド服の様な物は。
まさかだが…アレを私に着せる気なのか、いや、違うよな…そんな事は絶対に無い筈だ。

迫ってくる白蘭を睨み付けながら後ろへとゆっくり下がっていると不意に気が付いた。
気付きたく無かった、そんな事を思いながら私は動くのを止めるしか出来ないのだ。
そう、この部屋には勿論の事、壁が有る…そう思い知らされた。

「無理無理無理無理、ちょっ…此方来ないで
 何処か行け、変態野郎…」

「そんな言い方されたらさ、意地悪したくなるのが人間の性だよね~♪
 ほらほら、もう葉音チャンに逃げ場は無いよ?
 どうするのかな」

自分が主導権握ってるなんて思うなよ、クソが。
意地悪したくなる性とか、どんな性格してんだ…歪んでるよ、完全に歪みきったヤツの台詞だよ。
あ~、どうしよ、もうコレさ…ゲームオーバーじゃね。

「捕まえた♪」
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