• テキストサイズ

四季の香り *詰め*

第2章 悪戯のマーク *白蘭*


「白蘭…、何なの、本当に…何
 私に自殺でもして欲しい訳?
 もうお嫁に行けない、てか生きていけない」

見事に捕まえられた私は半場強制…いや、完全に強制的にフリフリロリータメイド服に着替えさせられた。
自分でも寒気するわ、この変な服。
店で普通に買える勇気がスゴいよ、尊敬するよ。

「似合ってるよ、葉音チャン♪
 今日一日、その格好で出歩いてね?
 あっ、それと今日は綱吉クン達も来る予定だからさ…心の覚悟をしておいた方がイイんじゃない?」

そうドス黒く笑う白蘭を藁人形作って呪いたいわ、なんて考えながら精一杯の力で押し倒した。

「ねぇ…、Trick Or Treat
 御菓子…頂戴?」

今日は何と言ってもハロウィーン。
だから私も今日だけは楽しませて貰います。
珍しく目を見開かせた白蘭が何か言おうとしたけれど、それは私に届かない。

「んー…」

御菓子持ってないでしょう?
だから私は白蘭に悪戯しちゃったから、ね。
変わりのモノを頂きました。

「ソレ、綱吉が見たらどう思うだろうね?
 男なのに女の私に付けられちゃって、幻滅されちゃうかも?」

「ふっふふ…
 君には思いもよらない行動をとって驚かされるよ」

キスマーク、今日は付けていてね。
私からの仕返しと悪戯。

*EИD*
/ 36ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp